12/26/2023

府中教会ニュース1月号(WEB版・新年更新)

令和6年はいよいよ府中教会50周年。
再出発の時を迎えて、たくさんの皆さまと出会えることを楽しみにしております。


1月 会長先生ご法話
「心田を耕す」精進を

「精進は荷を運ぶ牛で…」
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会長先生は<仏道修行や精進>のイメージについて、初期の経典「スッタニパータ」の一節「精進は荷を運ぶ牛で、安穏の境地に運んでくれる」を引用され、私たちが日々の生活で無理なく実践できるようご指導くださいます。

それは、ゆったりと静かに荷車を引く牛の姿や、牛が犂を引いて田を黙々と耕す様子です。
令和6年は急がず休まずをテーマに、仏の教えをとおして心の田を耕しながら、人生をゆったりと歩んでまいりたいと思います。

とぎれることなく
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心の田を耕すには、釈尊が伝えられたかったことを実践すること。
<人間はおなじ>・<すべては一つ>……これが仏教の根本思想にほかなりません」と開祖さまは明言されています。
道元禅師は何を見ても何を聞いても、それが「自分自身」であること感じられたそうです。その精神は、他人と自己を合わせた、禅師の「他己」という言葉に象徴されています。

こうした教えをいただいていても、日常生活で思うようにならないと、つい怒ってしまったり、欲ばったり、誰かを妬んだりしてします。
会長先生は、だからこそ<とぎれることなく>精進することが大事であるとご指導くださいます。

人の喜びや悲しみを自分自身のこととして受けとめる。
そういった心に立ち返ることが精進。
この気持ちが日々のものの見方を変えて、明るく、優しく、温かい人になれるということだと思います。

つい、せかせかと小走りになってしまう私ですが、大事なことに立ち返り、みなさまと共にゆったりと歩いてまいります。(佐藤)

(下の画像をタッチすると、会長先生ご法話の全文を読むことができます。)





下の青い文字をタッチするとPDFファイルが開きます。

──目次──
▶1月会長法話「心田を耕す」精進を
(佼成出版社の「お知らせ」文より)
▶VOICE of
令和5年12月より新しいお役を拝命した支部長、部長に「府中教会の好きなところ」を聞いてみました。
▶1月府中教会 開放日

青年部Info(青年部月刊ニュースレターVol.27)
※PDFファイルの2ページめに続けて掲載。
▶ティーズ用具供養&青年部お楽しみ会
▶告知!!府中青年部 1.20集会

会員の皆様の温かさが寒さをしのぐ:学生向けフードパントリーに衣服支援を実施

冬の訪れとともに、「フードバンク府中」主催の「学生向けフードパントリー」へ、12月23日のイベントにて府中教会の会員の温かいサポートをお届けしました。



毎月末の土曜日に府中市在住・在学の学生や専門学校生を対象に行われるこのイベントは、「府中市立ふれあい会館」で開催されます。この会場は府中駅から徒歩約10分の距離にあり、地域の中心部に位置し、交通の便も良好です。地域の学生たちにとってもアクセスしやすい環境です。



イベントには70名以上の来場者が集まり、その中にはインドネシアやタイなどの南方からの留学生も含まれていました。彼らは日本の寒さに備える防寒着を持っておらず、府中教会の会員から集まった衣服は、フードパントリーの会場で大人気でした。



特にマフラーやセーターなどの需要は高く、寒さをしのぐための防寒着が必要な留学生たちは、届けられた衣服を喜びと感謝で受け取りました。


ー 「フードバンク府中」次回イベントのお知らせ ー

来年の1月6日には、府中公園での「困りごと相談会」と合わせて、無料食料配布と共に衣服の無料提供が予定されています。府中教会の会員からの衣服支援が、再び地域の人々に温かな支援となります。


ぜひこの機会に足を運んでみてください。

このような支援活動は、菩薩行の実践として、地域との結束を強めることが期待されます。

府中教会の皆様の心温まる協力に感謝します。

12/23/2023

”お身拭い”&50周年企画アーカイブプロジェクト始動

 富士山が綺麗に拝めた1217日(日)道場にてお身拭いが行われました。












これに合わせ50周年企画として、儀礼儀式作法や諸先輩方の体験映像に残して、後世に引き継ぐアーカイブプロジェクトが始動しました。

お身拭いとは、ご本尊や仏具を浄布で祓い清める事で、この1年間にご宝前に積もった埃を祓うと同時に、自らの心の塵や垢を祓い清め、来るべき新年を清らかな心身でお迎えさせて頂く行事です。

壮年さん約20名が作務衣に着替え、山川儀式責任者さんの挨拶の後、お身拭いに臨みました。ご宝前の仏具や戒名、開祖さま、脇祖さまのお写真、会員綱領、三帰依を丁寧にお下げし、はたきや白布で清めさせて頂きました。






その様子を50周年アーカイブプロジェクトとしてビデオ撮影させて頂きました。

継承の為に参考資料として貴重な映像となります。

(お身拭いの心構え、作法、順序次第等)

1年間かけて重要な儀礼儀式の映像や体験談を順次撮影予定です。



1時間強のお勤めの後、仏具等を元にお戻しし荘厳な御宝前となりました。

 


その他、外の掃除も併せて実施致しました。

見えない所で徳を積む事の大切さを学ばせて頂きました。


各壮年さん方は清らかになったご本尊さまを仰ぎ見ながら、日頃の感謝と共に教会内の空気が清浄になり、感動の渦に包まれているのを感じさせて頂きました。

ご宝前を整える事で自らの心を清め、仏道をまた一歩前に歩ませて頂いた心境の一日でした。


──お身拭いを実施しての 感想──

▼長田壮年部長

 私は初めて白衣を着てご宝前の中に入らせて頂きました。

レースのカーテンを外してからご本尊の光背の埃を拭い、床に落ちた埃を掃除機とタオルで掃除させて頂きました。

掃除機が床の入角に直接当たらないように手で保護しながら掃除機を当てて行いました。

ご本尊像のお顔は教会長さんが埃を祓いました。

光背とご本尊の埃を祓う時、違う種類の羽のはたきを使う事も初めて知りました。

その後クリーニング済みのレースカーテンを付けさせて頂き、ご宝前内の掃除は終わりました。

全ての作業が丁寧に順序良く進められていくのを間近で見る事が出来て勉強になりました。

 

▼佐伯壮年支部部長

細かな所迄気配り心配りを込めて丁寧にお身拭いをさせて頂く事が、ご宝前の荘厳さを保つ為に必要な事なのだと改めて感じさせて頂きました。

ありがとうございました。

12/11/2023

『モン トレゾール(わたしの宝物)』vol. 5 シニアメイクセラピー

わたしは、仏さまの教えをもとに、出会うご縁によって心を磨いている、永遠の乙女『マリリン』です。


12月号の『やくしん』にて

「シニアメイクセラピー」の記事がありました。


☆☆☆

『やくしん』とは

毎月20日に発行される『やくしん』は、72頁オールカラーで、立正佼成会を創立された開祖さまのご法話や会長先生の法話録、その他にも様々な聖人、賢者、著名人の方の特集や、子育てママさん応援記事など、読み応えのある一冊となっております。携帯を見るかわりに『やくしん』をパラリと開いたら、笑いあり、涙あり、宝物のことばに出逢える、かもしれません。

定期購読でお申し込みや、個別でのお申し込みもできます。(個別でのお申し込みの際は別途送料がかかります)

https://kosei-shuppan.co.jp/yakushin/order/

やくしん注文 でも検索できます。

☆☆☆


「シニアメイクセラピー」とは、『やくしん』65ページに掲載されている方が作られた言葉で、高齢者の方に化粧療法(メイクセラピー)、心理療法である回想法、そしてアロマオイルを使った芳香療法の三つを用いて、身も心も元気になっていただこうというもので、入居型、通所型の施設などを訪問し、ボランティア活動を行っているそうです。


これを見て、これだ!みたいな衝撃というかワクワク感が湧き起こり、入院中の母へやってあげたい!って思いました。


本格的なメイクはできなくても、髪の毛をとかしたり、手がシワシワと言っていたのでハンドクリームでもぬってあげたいなぁと色々想像がふくらみました。


土曜日、いつもの面会の時間

櫛とヘアクリーム、ハンドクリームを持って、いざ母のもとへ!!ワクワク⤴︎

マリリンセラピーグッズ


が、しかし…

この日の母は、わたしのワクワクを吹き飛ばすかのような、珍しく機嫌が悪かったのです。


最近は穏やかな母をみていたので、ちょっと驚きと、メイクセラピーどころじゃないわねと怖気付いていました。


いや、けどね、せっかく櫛もってきたからここでやめるのもなと思い、母の機嫌が悪い原因を聞きながら髪の毛をとかしてみたところ、、

すると、フワフワな髪の毛、こんなに柔らかい髪だったかなぁと感じたり、「髪、フワフワだね〜」と言ってみたり、痩せて小さくなった背中がなんとも…言葉にならない気持ちになりました。


相変わらず怒っていたけれど、ハンドクリーム塗ろうとしたら袋の絵に笑ってくれて、たっぷり塗ったハンドクリームを自分の手でこすりながらクリームを浸透させていた仕草が、なんだか懐かしい光景でした。




柔らかくなった母の手を握りしめて、一緒になって文句言ったり、相変わらず気が強いねぇなどと言って笑ったりしているうちに、あっという間に時間となってしまいました。


また来るからね!と手を振って帰りました。お別れした後に、すごく切ない気持ちになるけれど、この日はメイクセラピーしたせいなのか?私の心がとても満たされて、温かく潤っているのを感じました。

(すごい!私自身にセラピー効果あり)


お家に帰ってから、今日の母の様子を父に話すと笑いながら、(機嫌が)いい日もあれば悪い日もあるだろうと言っていました。


確かに…そうだよね、そういう日もあるよね。なんか納得。


後日、教会長さんより「相手の思いを聞かせて頂く」というお話をされており、あぁ、わたしはあの日母の思いを聞かせて頂けた日だったんだぁと嬉しくて、泣けました。


今度はどんな話を聞かせてくれるのかな。

どんなことも、どんな話も受け止められる私でありたい、そんな願いをコラムに込めて。。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

合掌


母のいる病院の大樹


細胞レベルで心うるおう『やくしん』