2/09/2023

≪Nオヤジのつぶやき≫「許す」ものの見方

Netflix並みに話題の作品目白押しで、
NationalGeographicにも負けない新発見にあふれ、
NASAも驚く宇宙探査的広大無辺な法華経ワールド。

その教えを学んでいるNオヤジのつぶやきコラムです。
不定期便でゆるっとお届けしてまいります。
NightFeverな写真と共にお楽しみください。
(後半の写真、小さないきもの系が苦手な方はご注意ください。)

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「許す」ものの見方

家族や会社の同僚、友人、すれ違った人等、誰かを許せないと思ったことはありませんか?
自分の思い通り、期待通り動いてくれないとか、自分の価値観だけで判断し、相手の言動を許せず、不平不満を言ったりしていませんか?自分は正しい道を歩んでいるのに・・・と。
本当にそうでしょうか?

山火事に見えた日没(佐藤家のベランダより)


その人もその人なりに、私たちの見えないところで様々に努力し、一生懸命に生きています。
その人も神さま仏さまの心を持った人なのです。
そう感じられないのは自分の心にフィルターがかかっているからなのではないでしょうか。

日没が進むと富士山が浮かんできました


「心を一方におけば九方が欠けるなり」という言葉があります。
自分の思い込みや、心の置き方ひとつで、ある方向からしかその人、その物が見えていないという事は多々あります。
視野を広げてみる事、心の器を広げて見る事は大切な事です。
仏さまは正しい道を歩む第一に「正見」という事を教えて頂いています。
正しく見るとは、真理にあったものの見方です。真理に合った見方とは、仏さまから見たらどんな風にみえるかと思いを馳せてみる事です。

令和5年大國魂神社節分祭「疫病退散」


人は「許されること」「信頼されること」そのことで心が救われます。
許してくれた人から受け取った愛を自分の周囲に広めていく事が大切です。
私たちの内にいらっしゃる神さま仏さまは根気強く私たちを見守り、許し続けてくれています。
同様に身の回りの人や出来事が自分の思い通りに行かなかった時は、まず自分からその人や出来事を許す事を心がけてみませんか。

令和5年大國魂神社節分祭 いざ豆まき 


自分が許せば、必ず相手もその心を感じ取ってくれます。
直ぐには結果は出ないかもしれません。
でもその行為が尊いのです。
「与えたものが与えられる」「投げかけたものが帰ってくる」「信じたものが救われる」すべて宇宙の法則でそうなっているのです。

豆まきゲスト「純烈」リーダーの後ろから
 (心の鬼をはらい、許す見方ができますように)


マザーテレサは全ての相手に関心を持つ事が大切とおっしゃっていました。
許せない相手にも関心を持って見てみると、たまには善いところも見出せるかもしれません。
その人と会話しなくても、一筋の光明を見つける努力をしてみるのも自分の中の仏ごころを動かす訓練になる事と思います。

戒名室に闖入したヤモリも許します!


許す物の見方ができたら、自分も周囲も明るく、優しく、ぬくもりのある穏やかな日々が過ごせるのではないでしょうか。

2/05/2023

<楽曲作り>春先取りレコーディング

昨年の夏に始まった府中教会青年部の楽曲作り。
吉沼青年部長が府中教会の青少年活動に思いを寄せて書いた歌詞に、音楽ユニット心音─kokone─の赤澤さんが曲をつけてくださり、イメージを共有してきました。
Zoomミーティングを重ね、次の段階へ。

過去の記事

年が明け、お正月休みもそろそろ終わるころ、赤澤さんからアレンジの第一稿が届きました。
立春が過ぎた日の夜、いよいよレコーディングの運びに。
レコーディングスタジオは府中教会の研修室。赤澤さんが機材を持ち込んでくださり、歌い手の二人、吉沼青年部長と手塚女子部長がスタンバイ。
二人ともそれぞれの仕事を終えてから、府中教会へ駆け付けました。吉沼部長は自身が店長を務める美容院の2店舗目が昨年11月15日にオープンしたばかり。激務の中、レコーディングに向けて自主練を続けてきました。

夜に駆けるレコーディング

赤澤さんの機材

声の雑音が入らないようにするポップガード


どんな曲が完成するか。
完成形には府中教会青年部のみなさんによるコーラスも加えていければ、うれしいです。

今日は試験的でしたので、再度、コンディションをととのえ、次のレコーディングを経て、赤澤さんによるミックスダウンとマスタリングの工程に入ります。

楽曲のミュージックビデオも作成してYouTube展開していく予定ですので、MV出演、撮影隊などに参加したいという青年部のみなさんを大募集!
(ご希望の方は吉沼部長、手塚女子部長までお知らせください。)

来年、府中教会発足50周年を元気に迎えるために、青年部による楽曲で盛り上げてまいります。
府中教会青年部の活躍、引き続き、応援よろしくお願いします。
(文・写真 佐藤)

緊張をほぐし中

終了したのは22時過ぎ。おつかれさまでした。


Info
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各種配信サービスにて、心音─kokone─の楽曲を聴くことができます。

2/04/2023

母と青い車(座間支部長)



座間支部長のお母様と愛車

この記事は、令和5年2月4日開祖さまご命日にYouTube配信をした、座間透江支部長のお話(原稿アーカイブ)より、抜粋してお届けします。

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◆車と母の人生

 実家の母が80歳になり立正佼成会の主任の役を降りたら、免許を返納するという話になりました。ところが、主任の役を降りても変わらず車で布教する日々。同時に目が…腰が…と言いながら体は少しづつ衰えていきます。大きな事故も起こさずにいましたが、家の駐車場などで車をこすることが増えたことや、高齢者の事故のニュースを聞くたびに、もしも…と家族みんなが心配していました。

 この頃から、兄・兄嫁・妹と私で、母の免許返納について、どのように伝えたらいいかをみんなで話し合うようになりました。

 母は24歳で結婚し、翌年には兄が誕生し、私がおなかにいるときには、稼業の為に免許を取りました。その後、父が病に倒れてからも運転免許があったおかげで、立正佼成会の布教に精進しながら、父の看病と子育てに一生懸命でした。

 その母の人生を讃えながら、兄が母に免許返納の話をしてくれることになりました。しかし、母は、その場では「そうだね」と言いながら、免許返納に向かう兆しがありませんでした。同乗する孫からも「おばあちゃんの運転怖いよ」と私たち家族の耳に入るようになり、正直「困ったな」と思うようになりました。

 母の子供である私たちは、母のためにと思っていろいろとタイミングや言葉に配慮して伝えてきましたが、なかなか母の心に響かないようです。


◆「ちっともよくないよ」

 あっという間に一年が過ぎ、母の車の車検が切れるという昨年の秋になりました。母が煮え切らないので、兄の口調も強くなりケンカにまでなってしまいました。一緒に暮らす兄や兄嫁の立場や気持ちを汲むと、私からも言ってくれという兄のリクエストにも応えたくなりました。普段も母の気持ちを聞くのは、私の役でした。

 しかし、母と話しても、最後は「誰も私のことはわかってくれない」という言葉で終わるので、どうしたものかと思いながらもそれ以上何もできずにいたのです。

 車検は通して、また返納が先に延びるなとみんなが思っていたある日。車検が切れる2週間前に、突然「車を処分してきたよ」とさらりと言って晴れ晴れとしているので、一同びっくりと同時に口々に「それは良かった」と母に言いました。

 しかし、母は「ちっともよくないよ」と言うので、兄は「車を廃車するなら、一言いえば送迎したのに…」という、かみ合わない問答だったそうです。


◆尊厳の学びをとおして

 この一連の流れの中で、ちょうど光祥さまから「尊厳の学び」というテーマで学ぶ機会を得ていて、日々「母の尊厳とは」をずーっと考えていたのに、それらしいことにたどりつかずにいました。せめて母が廃車したときの気持ちを聞こうと電話をしたら、思わぬ言葉が返ってきました。

 「あなたを妊娠中に免許を取り、57年間、本当に免許にも車にも感謝しかなかったから、車屋さんに返す時、車に感謝したくて、花束を買って助手席に置いてきたんだ」と言うのです。そして廃車にした翌日、免許返納の手続きもしたという事でした。

 私はこの話を聞いたときにも、「母らしいな」と思うくらいで「とにかく良かった」と話をまとめていたのです。が、そのときも母は「ちっともよくないよ」と言うのです。
 母の「ちっともよくないよ」という言葉がずっと心に残りながら、その晩の読経供養中に、母が花屋さんに行って車にお礼をしようと花を選ぶ姿が想像でき、涙が出ました。

 そして次の瞬間、苦労の多い人生を送る母の足として大活躍した車や免許証と、どうお別れするかを母は母なりにずっと考えていたのだと思ったら、涙が止まらなくなりました。そして私が拝むべき母の尊厳は「時期が来たら自分でちゃんと免許返納できる母の尊厳」であり、その母を信じてあげることが大切だったと気づいたのです。すぐ、母にそのことをお詫びしようと電話をしました。母は「そんな風に拝んでくれてありがとう」と照れながら「ちっとよかったよ」と言ってくれました。

 このように自分が困ってしまうスイッチの方が入りやすく、失敗ばかりの私ですが、失敗しても自分の気持ちも相手の気持ちも大事にしていくと、理解し合えるということを身をもって学びました。これからも失敗を恐れずに精進してまいりたいと思います。


info
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尊厳(ディグニティ)は簡単に傷つく。
いつも尊厳の学びの途中です。

『ディグニティ』ドナ・ヒックス/幻冬舎
内容(「BOOK」データベースより)
生まれながらの権利であるはずの尊厳―"尊厳"。自らを、そして他者を傷つけ、傷つけあうようにできている私たち、人間。自分を愛し、人と幸福に生きるために必要なものとはなにか。新機軸の「Dignityモデル」で、理想的な人間関係を構築する方法を解説した、著者渾身の一冊。初邦訳で登場。

2/03/2023

府中教会で「福は内」

大寒から15日間にわたる法華三部経の寒中読誦修行を終えました。

今年はひときわ「寒中」が身に沁みる冷え込みようでしたが、皆さまお元気ですか。

節分を節目として、明日には立春を迎えます。


府中教会では、本日脇導師の皆さんと盛大に豆まきを行いました。

みなさまに福をお分けできますように願い、精一杯の大きな声で「福は内」と元気を放ちました。

新しい年も元氣に精進してまいります。

合掌(佐藤)


小袋入りだと撒いた豆を拾いやすく
サンガにお分けしやすいのです


鬼を探す三人(?)

全部屋をまわり、福は内!


玄関の寄せ植えが皆さんをお迎えします