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4/12/2024

菅沼の早春・壮年奉仕2024

4月初旬、府中教会壮年部の14名が、新潟県十日町市・菅沼で立正佼成会の開祖庭野日敬の生誕の地で奉仕活動を行った。

この地は日本一を争う積雪量を誇る豪雪地帯であり、厳しい冬には「雪囲い」が家屋を守るために不可欠である。

過去10年以上にわたり、11月初旬になると「雪囲い」を主な奉仕活動として行ってきたが、2020年の「コロナ禍」発生以降は中止されていた。しかし、昨年からはコロナ禍も収まりつつあり、春先の「雪囲い」を外す奉仕活動へと変遷している。

今年は3月中、寒い日が続いたとのことで、道路以外の至る所でまだ雪が残っていた。

菅沼ご墓所でのご供養

午前中の奉仕作業は昨年同様、雪囲い外しであった。

十分な経験を積み重ねてきた「雪囲い」から逆の作業である2度目の「雪囲い外し」となる。次の「雪囲い」の手順も考えながらの収納であった。

生誕地道場の地域には、2005年に復元された庭野開祖様ご生家とその傍らに建つ民家および、2軒の再生古民家の4軒があり、その1軒1軒の雪囲いを取り外す作業があり、生誕地道場の職員さんを含め総勢16名で分担して作業を行った。

ご生家

民家

再生古民家A

再生古民家B

消火栓の雪囲い板も外し

雪囲い板は、サイズや板形状にそれぞれ個性があり、取り付ける時に、以前使用した場所と順番に合わせて用いると取り付け易いため、薄くなった符号の文字を書き直しておいた。



冬の始まりに使用する時のために整理して収納を行った。



午後は、ご生家とその傍らの民家、生誕地道場の階段を4、5人づつのグループに分かれ清掃を行った。

ご生家と民家の1階は、時々手入れを行っていたとのことだが、これまでは2階までは手が行き届かず煤や埃が溜まっていた。

ご生家2階へ(埃だらけ)

ご生家2階掃除機がけ

ご生家2階から1階を臨む

また、民家は壁にキツツキが多くの穴を空けてしまい、そこから他の鳥や小動物が侵入、室内が荒れ放題であった。

キツツキが空けた穴が多数


生誕地道場の階段部分のマットに付着した泥汚れも清掃した。

長い年月手入れの届かなかった部分の清掃は大変であったが、屋根に葺かれた全ての葦に「願文」が書かれているのを目の当たりにして感動を覚えた。

ご生家屋根の葦に書かれた願文


夕食は、「フキノトウの天ぷら」や車麩・里芋・茸がたっぷり入った醤油仕立ての「菅沼汁」を頂きながら、これまでの菅沼での壮年奉仕の歴史や多くのエピソードを語った。

フキノトウを天ぷらに

菅沼汁など配膳中

4/07/2024

サクラも笑顔も満開 花まつり

降誕会前日の日曜日に開催した【府中教会50周年記念・花まつり】は、サクラ満開、笑顔満載でした。

この日ために準備を重ねてきた特別企画「花カフェ」も大盛況!


メニューは
お釈迦さま降誕の伝承に肖った甘茶
淹れ立てコーヒーなど
花カフェスタッフたちのホットなおもてなし

お茶をいただいたら、
志はこちらの募金へ
能登地震の被災地域などの支援になります。

お菓子は真心込めて個別包装
こちらはお子様用
ほかにシニア用など、中身をちょっと変えています

花カフェの前には稚児讃歎文奏上がありました。
特別バージョン☆カラフルなサリー衣装
(写真はリハの様子)


お稚児さんにお菓子の記念品
のしのデザインがキュートです♪

少年部に入部(小学校入学)の記念品
佼成会キッズのキャラクターポーチと
中身は・・・おたのしみ!

屋外の花御堂でも、甘茶のおもてなし


府中教会を彩るサクラが満開

まわりの柵に掲示してあった「花まつりポスター」を見て来られたという地域の方もいらっしゃいました。
屋外に設置した花御堂には地域の方々が「お釈迦様の降誕のお祝いに」と灌仏してくださいました。甘茶接待には「初めて飲みました。珍しいお茶ですね」という方も。

今日の灌仏をきっかけに、初めて府中教会の道場にお参りされた地域の方もいらっしゃいました。ありがとうございます。

花カフェは、コロナ禍でなかなかゆっくりとお茶することができなかった府中教会会員のみなさまとの交流はもちろんのこと、地域のみなさんに関心をもっていただけることもうれしいひとときでした。

また近いうちに開催できることを願っています。

3/05/2024

祝 教団創立86周年~府中教会50周年の功労者表彰~

京都 大原 三千院~ 歌いたくなるのは私だけでしょうか。
本日の教団創立86周年、大聖堂式典でご祝辞をくださった来賓は、三千院門跡 第六十三世 門主 小堀光實様でした。
三千院は伝教大師最澄に所縁のある寺院で、平安後期以降、皇子皇族が住持する門跡院となり、明治以降は京都大原の地に移り「三千院」として1200年の歴史を紡いでいます。
(門跡=皇族や公家が住職を務めたお寺)
小堀門主が本会の86周年にちなんで、次のように称えてくださいました。

「八六」はどちらの漢数字も末広がりで大地から支えて盤石

八 六 …たしかに!

先輩方の精進に支えられて86周年を迎え盤石となった教団。
私たちの修行の根本道場である大聖堂は建立60周年。
大聖堂が空虚な伽藍にならないよう、創立の精神を引き継いで精進してまいりたいです。

本会の御旗(入場前の戒名室にて)


そのように盤石な歴史を築いてくださった先輩方のおかげさまで、
府中教会は今年50周年を迎えました。
この年に教会役員表彰を会長先生からいただいた府中教会の功労者、清水希衣子さんは教会役員として文書布教部長を務め、昨年まで総務副部長としてご活躍でした。
このたびは功労者表彰、おめでとうございます!

左:清水希衣子さん
右:山上りえさん

文書布教部長は、役名のとおり「布教」が大事と、苦手だと思っていた訪問布教にもチャレンジしてきたそうです。文書メディアは教えを正しく伝えるために必要だという信念で、本会の機関紙誌をお届けしてこられました。
そのなかで、布教メディアを出版している「佼成出版社」の担当のみなさんにも頼られてきました。


佼成出版社業務課の皆さんより
お祝い動画が届きました!

こちらはお祝いメッセージカード



佼成出版社でご縁を紡いだお一人として、本日のお祝いに"サプライズで"駆けつけてくださった山上りえさん。現在はご自身が克服してこられた病気の体験をふまえながら中医学を学び、「養生シェアリスト」としての活動を広げています。

山上りえさんと文書布教について熱くやわらかく語る清水さん



本日の式典では、府中教会50周年の取り組みが明かされました!
その様子はまた、この次の記事で♪
この楽しげな人たちはいったい!?

11/15/2023

開祖さま生誕会~府中コレクション~

11月15日は開祖さま生誕会。

この日は、庭野日敬開祖が明治39年にお生まれになった日であり、昭和20年には本会に久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊が勧請された日であり、平成3年には現会長先生に法燈継承された日。慶事が三つ重なるおめでたい日です。

その式典を華やかに彩ってくださった皆様をご紹介。

撮れたての府中教会コレクションをお届けします。


府中教会の玄関ホールに飾られた
開祖さまの書「和敬」と
開祖さまと直子夫人の仲睦まじいお写真


漆黒のジャケットに刺繍が美しい伊藤さんのお召し物

パープルのお花の刺繍が上品です。



勝山さんと秋林さんは主任&組長コンビ。
パンツルックが布教に歩くアクティブなお二人を象徴しています。



舞踊をされている荒井さんのお着物はブルー系のグラデーションが目に鮮やか。
豪華な帯が際立つ帯締め帯揚げのコーディネート。


清水さんは久しぶりのスーツとのこと。
シックなスーツに福を呼ぶフクロウのブローチが光ります。


佼成会のフォーマルウエアといえば、こちら。
物腰はやわらかでも凜とした佇まいの齋藤さん。


モード系をさらっと着こなす金子さん


明るく優しく温かい真島さんと安藤さんに、佐藤もまぜてもらいました。
安藤さんはキビキビと動きやすい装いをネックレスで華やかに。
若々しい真島さんが着こなすのは20代のお嬢様からのおさがりとのこと(!)

いかがでしたでしょうか。

次回の府中コレクションもお楽しみに。

4/17/2023

菅沼の春・壮年奉仕

  四月にはいると、いままですっかり野山をおおっていた雪が溶けはじめる。田んぼの雪も雪割れて、小川の流れが見えてくる。土堤には、水楊が銀色のつぼみをふくらませ、セリやアサヅキが新鮮な緑色を見せはじめたかと思うと、野も山も日当たりのいいほうからどんどん黒い地肌を現わしてくる。この季節の、胸の躍るような快さというものは、北国の人間でないと、とうてい味わえないだろう。

(『庭野日敬自伝 道を求めて七十年』より)

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4月の半ば、府中教会の壮年有志11名が、立正佼成会の開祖庭野日敬の生誕の地、新潟・菅沼にて奉仕活動を行った。来年、府中教会発足50周年を迎えるにあたり、壮年の一層の活躍を生誕地で誓った。

平均年齢66歳の「府中壮年イレブン」の働きは、開祖の青年時代を追体験するように、さわやかで感謝に満ちたものだった。

春雨の中、山道を歩く一行


午前中、まずは雪囲い外し。
例年は秋の奉仕活動で、雪囲いを行っていた府中教会の壮年。
今回は、初の雪囲い「外し」作業だ。


 窓に取り付けた横板を取り外す


続いて、ご生家まわりの清掃、道路の落ち葉掃きと泥掻き。
雨がそぼ降る中、カッパの下は汗びっしょりとなった。





午後には、ウォーキングコースの標識を立てに。
積雪の前に外しておいた標識は文字が塗り直されリフレッシュ。
コースの道標となる看板を各ポイントに戻す作業だ。




標識には鉄柱が仕込まれていてかなり重い。これを担いで山道を行くのは相当にキツいと思われる。
3人組でエッサホイサと標識を運んだ壮年いわく「肩で担ぐと神輿のようだった」と。

1.8㎞地点に立てた標識


手ぶらで最後尾を行く筆者は、歩くだけで精一杯だ。
神輿(標識)への声援も途切れる。
復路は同じ道を歩いて引き返すのではなく、生誕地道場のスタッフが用意くださった車に分乗と聞いて、目の前が明るくなった。

切り立った崖のような山道

無事に標識を立て終え、気が楽になると、山の恵みに目がいった。
コシアブラやタラの芽などを見つけては歓喜。コシアブラはどんどん生えてくるとのことで、採り放題。

夕食では、揚げたての山菜天ぷらや郷土料理「菅沼汁」に舌鼓をうちながら、「信仰とは感謝である」と先輩壮年から受け継いだ言葉と思いを語った。
菅沼での壮年奉仕の歴史とエピソードを確認し、サンガと共に歩んできた信仰の妙味を分かち合った。

山道で採ったタラの芽、蕗の薹、コシアブラ

「菅沼汁」
具材は肉の代わりとなる車麩、里芋、
野菜の採れない冬場の保存食として
水煮にしたキノコなど、山のごちそう

(文・写真:佐藤)


Info
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生誕地道場
庭野日敬開祖の生誕地、新潟県十日町市菅沼に1978(昭和53)年に建設された練成道場。生誕地参拝の拠点とされています。また2005(平成17)年には庭野開祖の生家が復元され、開祖が生まれ育った当時の生活を感じることができます。
庭野開祖はここ菅沼で生まれ育ち、あたたかな家族や大自然の中でおおらかで争いを好まない優しい心、そして神仏を敬い人に親切にする気持ちが育まれました。
生誕地道場では多くの子どもたちや会員が参拝に訪れ、庭野開祖の生まれ育った土地や雰囲気を感じ、追体験しています。