青年部のhnさんから、世界平和への大河の一滴となるような体験の記事が届きましたので、ご紹介します!
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『韓国の地下鉄で携帯電話を拾った話』
先日、友人の結婚式があり韓国に行きました。
前乗りして観光もしたのですが、地下鉄で降りた駅のベンチに携帯電話が忘れられていました。
30秒ほど眺めながら、「どうしよう…拾うべきかな。」「でも、韓国語はわからないし」「でもでも、悪用されたら持ち主が困るし」「でも、次の観光地に早く行かないとスケジュールが崩れるし」と頭の中でぐるぐる考えていました。
ついに拾うことを決断した私は、その携帯電話を手に取り、駅員さんを探すことにしました。
しかし探しても探しても駅員さんらしい人はいません。
(韓国は駅員さんがいないこともしばしばあるようです)
そのうち拾った携帯に電話がかかってきたので、恐る恐る出てみると落とし主からでした。
久しぶりに話す英語で「この携帯を拾った日本人です。今、〇〇駅にいるので、ここで待ってますね」と伝え、数分後に持ち主に携帯を返すことができました。
ご本人から何度も「カムサハムニダ(意味:ありがとうございます)」と仰っていただき、拾う時は迷ったものの、直接返すことができてよかったとすごくホッとしました。
時に政治的場面において、韓国と日本は犬猿の仲となることもあります。でも個人レベルでは、たくさんの韓国人が日本に旅行に来ているそうで、実は両思いになりつつあるのでは?と思っています。私もまた韓国に足を運び色々と知りたいと思っている1人です。
勇気を出して携帯を拾ったことは、ある意味旅行の思い出にもなりましたし、持ち主の安堵した笑顔を見れたことが何より嬉しかったです。
(hn)