3/05/2024

祝 教団創立86周年~府中教会50周年の功労者表彰~

京都 大原 三千院~ 歌いたくなるのは私だけでしょうか。
本日の教団創立86周年、大聖堂式典でご祝辞をくださった来賓は、三千院門跡 第六十三世 門主 小堀光實様でした。
三千院は伝教大師最澄に所縁のある寺院で、平安後期以降、皇子皇族が住持する門跡院となり、明治以降は京都大原の地に移り「三千院」として1200年の歴史を紡いでいます。
(門跡=皇族や公家が住職を務めたお寺)
小堀門主が本会の86周年にちなんで、次のように称えてくださいました。

「八六」はどちらの漢数字も末広がりで大地から支えて盤石

八 六 …たしかに!

先輩方の精進に支えられて86周年を迎え盤石となった教団。
私たちの修行の根本道場である大聖堂は建立60周年。
大聖堂が空虚な伽藍にならないよう、創立の精神を引き継いで精進してまいりたいです。

本会の御旗(入場前の戒名室にて)


そのように盤石な歴史を築いてくださった先輩方のおかげさまで、
府中教会は今年50周年を迎えました。
この年に教会役員表彰を会長先生からいただいた府中教会の功労者、清水希衣子さんは教会役員として文書布教部長を務め、昨年まで総務副部長としてご活躍でした。
このたびは功労者表彰、おめでとうございます!

左:清水希衣子さん
右:山上りえさん

文書布教部長は、役名のとおり「布教」が大事と、苦手だと思っていた訪問布教にもチャレンジしてきたそうです。文書メディアは教えを正しく伝えるために必要だという信念で、本会の機関紙誌をお届けしてこられました。
そのなかで、布教メディアを出版している「佼成出版社」の担当のみなさんにも頼られてきました。


佼成出版社業務課の皆さんより
お祝い動画が届きました!

こちらはお祝いメッセージカード



佼成出版社でご縁を紡いだお一人として、本日のお祝いに"サプライズで"駆けつけてくださった山上りえさん。現在はご自身が克服してこられた病気の体験をふまえながら中医学を学び、「養生シェアリスト」としての活動を広げています。

山上りえさんと文書布教について熱くやわらかく語る清水さん



本日の式典では、府中教会50周年の取り組みが明かされました!
その様子はまた、この次の記事で♪
この楽しげな人たちはいったい!?

3/02/2024

府中教会ニュース3月号<WEB版>

府中教会発足50周年バージョン。
「50th」に現れたあのキャラクターは?
50周年の取り組みのご案内と共に、まもなく明かされます!

***

今月号の会長先生ご法話のタイトルは「『慎み』は、『慈しみ』から」。


昭和のダメおやじが令和の現在にタイムスリップして、不適切発言を繰り返すテレビドラマが話題です。(わが家で)

頑張れって言うとパワハラなの?

オジサンの昔ばなしはウザイ?

コンプラに縛られ、人間関係が希薄になりつつある息苦しさを感じている人ほど、共感できそうなストーリーです。


このドラマの不適切と言われる発言は「慎み」とは対極にありそうですが…。

親が子を思う心情や、子が親を疎ましく思いながらも心配してお互いを思いやり、戸惑いながらも溢れ出る言葉が印象的です。

不適切発言を指摘された昭和のおやじは、なぜ自分の発言がいけないのか、納得するまでまわりの人たちと対話をします。そして、お互いの感じ方の違いを理解しながら、相手を尊重する潔さや、やわらかさも見せます。


慎み深くあることについて、ともすると一般的な社会的規範のように受けとめがちですが、「慎みとは慈悲と一体のもの」と会長先生はご指導くださいます。

ルールのように自分や相手の言動を縛ることではなく、思いやりの心を深めるもの。

まわりを思うがゆえの慎み深い行ないは、迷いの中で一歩を踏み出す、慈悲の実践なのです。


下の青い文字をタッチするとPDFファイルが開きます。

府中教会ニュース3月号


──今月の記事──

▶3月会長法話 「慎み」は、「慈しみ」から

会長法話全文はこちらから


▶ご案内

3月5日(火)
教団創立86周年記念式典
(大聖堂建立60周年)

3月17日(日)10時より
お彼岸会

毎月10日 大法座


▶3月府中教会開放日


青年部Info(青年部月間ニュースレターVol.29)

※「府中教会ニュース3月号」2ページめに続けてあります。

▶3/2ー3(土・日)東京教区大練成会に向けて

大練成会のテーマについて、実行委員を務める安藤真弓さんからメッセージをいただきました。

▶5月19日(日)青年の日 実行委員会始動


2/12/2024

【短信】ちょこっと府中(2024年1月~2月前半)

府中教会50周年のこの年にこそ届けたい。
月刊「府中教会ニュース」の2ページにはおさまりきれない日々の出来事を"ちょこっと”ずつ。


<2024年>1月~2月前半

◆1月7日 御親教(ご宝前のお正月飾り)
お正月飾りの意味を確認しながら、毎年欠かさずに鏡餅で歳神様をお迎えしてきました。
鏡餅の扇の立て方、うらじろ(餅の下に敷く葉っぱ)や昆布の飾り方も匠の技が要。
後進の方々へ技の継承も続行中。


◆1月10日 多摩支教区 教会幹部指導会
多摩支教区11教会の幹部がYouTube配信で、支教区長より会長年頭法話のかみしめをいただいた後、法座(ご指導を受けてのわかちあい)。
府中教会では6支部にわかれ、それぞれの気持ちを語り合いました。


◆1月12日 大國魂神社参拝
府中にある武蔵国の守り神。
起源は西暦111年の託宣という由緒ある神社。
古代からの祈りを感じつつ、代表幹部数名で清々しく新年参拝。
お参りのあとは直会(なおらい)で締めて、現実の日々の修行に向かいます。


◆1月18日 婦人部kizuna cafe
仲間たちと過ごすアフタヌーンティースタイルのゆったりとした時間。
家事に子育てに仕事にと慌ただしい女性たちにとって、少しでも心がほどけるひとときになりますように…


◆1月20日 青年部 集会
(寒修行×学生部祈願供養×新成人祝い)
詳細はこちらの記事で

新成人の記念品 デザイン見本を特別公開
こちらは青年部長が遊びでつくったデザイン
東京リベンジャーズとのコラボカップ
(ほしい…だけど製作は実現せず)


こちらの赤バージョンに決定!!


ウエルカムボード
「寒い中、ありがとうございます!」


集会準備の合間、青年たちがホッと一息のランチ
プチアンジュ昭盛堂のカレーパン(7年連続金賞受賞!)
府中の名物は食べておきたい♪


◆2月3日 節分豆まき
鬼を払っているのか、鬼がズッコケているのか。とにかく、楽しそう。
豆まきは、貪り、怒り、自己中心といった心をまどわす邪鬼を払って、うららかに春の日を迎える日本の伝統行事です。


2月4日 多摩支教区 学生部長会
4年ぶりの支教区行事の受け入れ。
基本は自主運営で開催できるよう、会場設営もティータイムも学生部長さんたちのセルフサービスで。
★おやつメニュー★
(アフタヌーンティースタイルが府中で流行中)
・し~くんのサンドイッチ屋さん メンチカツサンド
・どらもっち苺&ホワイトチョコ
・飲み物、お菓子各種


東京リベンジャーズのマイキーがお迎え
(作・K隊長)


◆2月10日 脇祖さまご命日・大法座
正直に体験を語り合うなかで、それを聞く皆さんが自分のことと受けとめる。「私にも思い当たることがある」「あのように受けとめればよいのか」とサンガ(同信の仲間)から学ぶ…そのようなあたたかい時間でした。
法座は佼成会のいのちです。


◆2月11日 「ドリーム・ギフト」映像作品撮影
府中教会の少年部(小学4年生と5年生の3人)が出演!
どんな作品になるか。
そして「ドリーム・ギフト」って何?
ドリーム・ギフトとは(佼成新聞デジタルより)



ここに載せきれないほど、日々いろいろな出会いがある府中教会。
今回は食べ物の写真が多めでしたが、できる限り府中教会の皆さんのお姿もお届けしていきたいです。
次の「ちょこっと府中」もお楽しみに!
だいたい1カ月単位で配信できればと思っていますが、伸び縮みするかもしれません。

1/31/2024

府中教会ニュース2月号<WEB版>

年明け、今年初の青年部「集会」が開催され、リアルで出会える喜びを分かち合いました。

(府中教会ニュース2月号・2ページ「青年部Info」参照)

↑画像をタッチすると「府中教会ニュース」のPDFファイルが開きます。


「文化の参照点が『集会』」(※参照点=価値判断基準)

「外へ出て、自分にとって必要なフェスティバルとかかわろう」


あるメディア研究者の言葉です。

インターネットの時代は、あと数年で終わるのではないか…とも言っていました。

(たしかにフェイクと誹謗中傷ばかりのネット情報は信頼できません。)


「フェスティバル」の語源は宗教的な祭典や祝祭日です。

皆さんにとって必要なフェスティバルとはなんでしょうか。


布教とは、信仰を持つ私が人と出会うこと

人と出会うことによってこそ、私たちの信仰は深まる


府中教会は今年50周年を迎え、コロナ禍の工夫としてZoom会議やYouTube配信もできるようになりました。

インターネットで瞬時につながることができる。だけど画面のこちら側で孤独を感じてしまうときがある。そんな今だからこそ、リアルな出会い、集いに心動かされ、サンガとのつがなりを味わい、信仰する価値の再発見ができるのではないでしょうか。


「恥じること」は、善く生きること。

会長先生は「つねに善き友に会って心をはずかしめられよ」という法然上人の言葉を引いて、サンガもまた仏さまであることをご指導くださっています。

身近なサンガとの出会いによって、相手に思いをかけてもらい、あたたかい心にもなります。そうすると、恥ずかしい生き方はできないと自分自身で気づくことができるのだと思います。


青年部「集会」の余韻に希望をふくらませつつ、さらなる出会いの場に期待をもって府中教会ホームページを綴ってまいります。

(このホームページも、インターネット時代の産物ですが…)


今年もどうぞご贔屓に。



下の青い文字をタッチするとPDFファイルが開きます。

府中教会ニュース2月号


──今月の記事──
▶2月会長法話
「恥じること」は、善く生きること
(佼成出版社の「お知らせ」文より)
会長法話の全文はこちらから

▶VOICE of
今回掲載のケヤキイラストを描き下ろしてくださった笠原愼介さんよりメッセージをいただきました。

▶2月府中教会開放日

青年部Info(青年部月刊ニュースレターVol.28)
※2ページめに続けてあります。
▶1.20青年部集会



(おまけ)

2月号会長法話<「恥じること」は、善く生きること>に登場する法然親鸞は師弟です。開祖さまのご著書から、お二人の上人について書かれた一節を紹介。


 親鸞上人は、自分は業が深くてどうにも救われない身だと思い込んでいたのですが、「阿弥陀如来は、そういう人こそ救おうとされるのだから、お念仏を唱えればいいのだよ」という法然上人の教えを聞いて、「これよりほかに道はない」と信心を決定(けつじょう)されたと伝えられています。

(中略) 

「自分の尊敬するお方のおっしゃることだから信じるだけだ。それがすべてで、ほかには何もない。念仏によってほんとうに浄土に生まれることができるのか、それとも地獄に落ちることになるのか、そんなことは知る必要もない」
 という純粋な信、それが、なんともいえず美しいと思うのです。

素直に信じる 
│たとい、法然聖人に
│すかされまいらせて、
│念仏して地獄におちたりとも、
│さらに後悔すべからずそうろう。
│──親鸞上人●歎異抄


引用 『人生の杖』庭野日敬

 


角川まんが学習シリーズ『日本の歴史』5
●鎌倉時代
法然登場シーンの模写



こちらは親鸞の模写