6/10/2023

楽しみ、味わい、語りあう──よつば会


 5月8日より新型コロナウイルスが5類に移行し、府中教会においても、法座やミーティングなど、顔を合わせ語りあえる出会いの機会をつくっています。

今回は、み教え、真理を楽しみ、味わい、語りあう大先輩の皆さんの様子をご紹介します。
府中教会で支部長や部長などを歴任された幹部の皆さまです。

語りあいのテーマ
「あなたの元気のもとは何ですか?」

長引いたコロナ禍の余波、終わらないウクライナ戦争、政治や経済の混迷など、とかく気が滅入ってしまいがちな日々。だからこそ、今年、会長先生よりいただいた「皆共に、日々感謝で目覚め、元気で生き生きと精進して参りましょう」という言葉を大事に過ごしてこられたお話をお分けいただきました。

▼元気で精進を

その場でテーマを提示しましたが、こちらの意図をすぐに汲み取ってくださり、即応で話す佼成会の大幹部さんはさすがだなあと思います。


ご法の話は私の栄養剤

はじめに語ってくださった並河位枝さんは「最近、腰を痛めてしまい、頭もクラクラするし…心が弱くなっているようで、どうも生活のリズムが本調子でない」と、沈みがちな気持ちを正直に吐露されました。
ところが、この日行われたご命日の「気づきの発表」の話に移ると、「ご法の話をきくと元気になるよね!」と、ハツラツとした声で、感動をイキイキと話されるのです。その心の切り替えが見事で、まわりを明るくしてくださいます。
「手どりは誰のためでもない、自分のため。ご法の話は私の栄養剤!」
という言葉が力強く響きました。


お役をいただき精進できた喜び

清水里衣子さんは、朝起きて、ご宝前のお給仕から始まり、自然にご供養ができること、自分でご供養ができることの有り難さを、しみじみと話してくださいました。
また、本部配信や教会配信と共にご供養をする中で「教会で導師をさせていただいたことなどを思い出すと、落ち込んでなどいられない」と気持ちをたてなおすことができるそうです。「お役をいただくことで精進できたことがうれしい」と、教会でのお役の経験がいかに貴重で、いまも宝物になっているかをふりかえってくださいました。
一年前にケガをされたことでスッキリとは体調が回復しないことを悩んでいたところ、お医者さんに「それはずっともっていくもの」と言ってもらい納得できたそうです。外に出て身体を動かすようにもなり、前向きに生活されていることを話す語り口は、思うようにならないことをも包摂するおおらかさと力強さ、年齢を重ねることの無常の真理をスッと受け入れるやわらかさに満ちていました。


手どりをとおしての内省

吉田浩子さんは、意外な切り口から日々の生活の変化を話してくださいました。朝4時頃起きて、まず洗濯機を回す。早朝に洗濯をすると電気代が夜間料金なので節約になってうれしいとのこと。その「節約話」に、ほかの皆さんが「うちもやってみよう」と興味津々。
そして、朝の過ごし方は、やはりご宝前のお給仕、ご供養、そして家庭用喜捨箱への献金。「朝夕のご供養で力をいただける!」との実感のこもった言葉をいただきました。
元気のもとは、まだまだあります。週6日、6時半から公園での太極拳に参加されていること。家の内と外をこまめにお掃除の習慣で身体を動かすことができること。
そして生涯布教者として「手どりをとおして、自身を内省できる」と言います。お相手の悩みを聞かせてもらうとき、どうすることもできないもどかしさを感じることを発露されました。そこですかさず、ほかのみなさんが「吉田さんだからこそ、お相手の方が安心して辛いことでもお話をすることができ、それでもう救われてるんですよ」と。その場にあたたかな布教者の輪が広がりました。

太極拳っぽいポーズを吉田さんにおねだり

真似てみる並河さんがたのしそう!


娘が見てくれていたこと

木原里枝さんは、ご主人と朝夕のご供養をされているとのこと。朝はご主人が導師、夜は木原さんが導師という役割分担。夕食前のご供養が習慣になり、続けることができているそうです。
そして、手どりもご夫婦の二人三脚。ご主人が組長のお役をいただいているおかげで、地道な手どりができ、そこにお供することで、人との出会いから元気をいただけると教えてくださいました。
最近うれしかったことは、地方議員としてご活躍中のお嬢様が、府中教会の幹部さんに出されたお手紙の内容。「人さまのため動いてきた母の姿を見てきたおかげで今の私がある」と母へ感謝の言葉が綴られていたそうです。


この教えを離さない

最後に、教会での会合にはご欠席された矢部賀子さんにその場でお電話をして「元気のもと」をうかがってみました。お電話の向こうで、矢部さんは、うれしそうに朗らかに語り始めました。
「木原さんのお嬢さんからお手紙をいただいて、その内容に感動しました」と、前段で木原さん自身が分けてくださったことを、お願いしたわけでもないのに証明してくださいました。
また、先月のご命日で「気づきの発表」をされた方へ、応援のお電話されたことをとおして、親から「この教えは離しちゃだめよ」と託されたうれしさを共に喜び合ったことを分けてくださいました。

感動したことはすぐお相手に伝えるみなさんに、学ぶことばかりです。

そして、天然の阿吽の呼吸とでもいうのでしょうか。
長年のご修行の賜物でしょう。
皆さんの対話のチームワークは、なんともお見事。


ご法を楽しみ、味わい、語りあう集い

全員が話し終えたところで、吉田さんが「そうそう、私、考えてきたんですよ」と。
先月の会で「この会に名前をつけませんか?」とお願いしていたことを、しっかり覚えていてくださったのです。
「会長先生の今年のご指導を受けて『元気クラブ』はどう?」と吉田さん。
なんと、ド直球なネーミング!
すかさず、清水さんが「じゃあ、私は『よつば会』がいいわ」と案を出され、なぜ「よつば」なのかはともかく、言葉のもつ豊かなイメージに一同が元気をいただいたようで、「よつば会」に決定しました。
幸運の四つ葉に肖りつつ、軽やかな気持ちで会合はお開きに。

このあと教会駐車場で記念撮影会も。
欠席された矢部さんが、急きょ撮影のときに駆けつけてくださいました。
ほんの少しの出会いでもうれしそうにされている姿を目の当たりにして、共に修行してきたサンガっていいなあと、心の底から憧れました。

駆けつけた矢部さんを笑顔で迎えるみなさん

どんなポーズがいいかしら?


これからも元気をたくさん広げてくださりそうな「よつば会」。
府中教会でのご修行の歴史や、ご自身の信仰の功徳など、たくさんうかがっていきたいです。

★「よつば会」のみなさんに、「こんなテーマで話してほしい!」
「こんな話がききたい!」などご希望がありましたら佐藤までお知らせください。

\季節の花とよつば会/

6/01/2023

韓国の地下鉄で携帯電話を拾った話

 青年部のhnさんから、世界平和への大河の一滴となるような体験の記事が届きましたので、ご紹介します!

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『韓国の地下鉄で携帯電話を拾った話』

先日、友人の結婚式があり韓国に行きました。

前乗りして観光もしたのですが、地下鉄で降りた駅のベンチに携帯電話が忘れられていました。

30秒ほど眺めながら、「どうしよう…拾うべきかな。」「でも、韓国語はわからないし」「でもでも、悪用されたら持ち主が困るし」「でも、次の観光地に早く行かないとスケジュールが崩れるし」と頭の中でぐるぐる考えていました。

ついに拾うことを決断した私は、その携帯電話を手に取り、駅員さんを探すことにしました。

しかし探しても探しても駅員さんらしい人はいません。
(韓国は駅員さんがいないこともしばしばあるようです)

そのうち拾った携帯に電話がかかってきたので、恐る恐る出てみると落とし主からでした。

久しぶりに話す英語で「この携帯を拾った日本人です。今、〇〇駅にいるので、ここで待ってますね」と伝え、数分後に持ち主に携帯を返すことができました。

ご本人から何度も「カムサハムニダ(意味:ありがとうございます)」と仰っていただき、拾う時は迷ったものの、直接返すことができてよかったとすごくホッとしました。

時に政治的場面において、韓国と日本は犬猿の仲となることもあります。でも個人レベルでは、たくさんの韓国人が日本に旅行に来ているそうで、実は両思いになりつつあるのでは?と思っています。私もまた韓国に足を運び色々と知りたいと思っている1人です。

勇気を出して携帯を拾ったことは、ある意味旅行の思い出にもなりましたし、持ち主の安堵した笑顔を見れたことが何より嬉しかったです。
(hn)

府中教会ニュース6月号<WEB版>

府中教会の開放日(参拝可能日)や、府中教会ならではのニュースやご案内、「青年部Info」では青年部の活躍など、月一回のスペシャル情報を読むことができます。

紙面でもWEB上でも、いつでもどこでも読みたいときに開いていただければ幸いです。
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2023年6月
季節の風物に心を寄せて
▼こちらから会長法話の全文がお読みいただけます。
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今月も、これからの時代を生きる人(だれもが共にこれからの時代を生きる人だと私は思います)と真理のはたらきを楽しみ、味わい、語りあってまいりましょう!

▼タイトルをタッチするとファイルが開きます。

5/28/2023

フードバンク府中の食料支援活動に参加して


昨年末から、私はフードバンク府中の食料支援活動にボランティアとして壮年部長さんと一緒に参加しています。

フードバンク府中は「一食を捧げる運動」のご縁で私たちと関わるようになりました。
この団体は、学生への食料支援を行っています。具体的には、府中市内在住・在学の学生に向けて食品の配布を行っています。特に、留学生やイスラム教の方々が多く支援を受けています。
毎月1回、月末の土曜日に府中市立ふれあい会館で支援活動が行われています。

私たちはそこで食品の仕分けやパッケージングを手伝ったり、学生さん達に食品を配布するお手伝いをしています。活動に参加すると、食料不足に悩む学生たちの笑顔を見ることができ、とてもやりがいを感じています。


食料支援活動では、毎回多くの学生が集まります。彼らは授業やアルバイトに忙殺されながらも、食料不足の問題に直面している現実を抱えています。しかし、そんな彼らの笑顔と感謝の言葉を見ると、私たちの取り組みが意味を持っていることを感じます。

今日は特に嬉しいことがありました。大学生のNさんと青年女子部のHさんが初めて参加してくれたのです。彼女たちは食料支援活動に関心を持って参加してくれました。彼女たちの元気な姿勢と助け合いの精神は、私たち壮年にとって大きな励みとなりました。

法華経の教えによれば、他者の幸福を願い、行動することで自己の成長や喜びを得ることができるとされています。この食料支援活動への参加を通じて、私はその真理を実感しています。学生さん達の笑顔と感謝の言葉は、私にとって最高の報酬であり、自己成長の証とも感じています。
フードバンク府中の食料支援活動は、ただ食料を提供するだけではないと思っています。
例えば、学生さん達とのふれあいの場を提供し、心の支えとなっています。ただ食べ物を届けるだけでなく、学生さん達との会話や交流を通じて、彼らの心に温かさと希望を届けることができます。
また、食料支援活動へのボランティア参加は、私たちの日常生活においても大きな影響を与えます。私たちは自分の幸せや充足感を追求する一方で、周りの人々の困難にも目を向けることも重要と思います。食料の豊かさに恵まれている私たちは、その恵みを分かち合うことでさらなる充足感を得ることができると思います。

フードバンク府中の活動は、地域の絆を深める上でも重要な存在です。私たちは様々な世代や文化を超えて協力し、食料支援活動を通じて地域社会に貢献しています。
これからも私は、さまざまな人々と手を取り合いながら、困っている人々の力になるために尽力していきたいと思います。