10/24/2022

ウクライナ難民人道支援ボランティア報告会

 私という存在は、ほんの一粒のしずくにすぎないかもしれない。

でも、その一滴がなかったら、世界を変える流れはうまれない。

立正佼成会は毎日が「青年の日」。

青年の日 ホームページの顔にもなっている府中教会の古山華代さん(青年の日トップページのスライド画像2番目、マロンブラウンのロングヘアが目をひく女性です)より、10月23日に行なわれたウクライナ難民人道支援ボランティアぷち報告会(zoom)のレポートが届きました。

ポーランドでの難民支援を行なったボランティアスタッフが、現地の様子や、立正佼成会の会員による支援募金がどのように活かされているか、たくさんの人に知ってほしいと奮起し、この報告会が開催されました。

写真引用:Instagram 新卒くまちゃんの悟れない日々


古山華代さんによるレポート
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ボランティアスタッフの気づき

①受け入れること・受け入れられること

②自分の心の平和を築く

③敵を愛する

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今回の報告会では、現在のポーランドにいるウクライナ避難民の方の状況を写真や映像を共有しながらお話しをしてくれました!

実際にフォコラーレに避難をされてる方との交流会の映像を見ましたが、歌ったり遊んだりと、明るく楽しそうな映像でした。そんな様子を見て一瞬ホッとしましたが、彼らのこれからの生活を考えるとホッと肩を下ろしてはいけないと思いました。

ウクライナに戻る方もいれば、ポーランドで住むことを決意して言語の壁を乗り越えてやっていく方もいるそうで、どちらの道を選んでも決して楽ではない状況が本当に辛いです。

ウクライナに直接行くことは残念ながらできないですが、今回の報告会で教えていただいた平和の心を築くこと、平和の輪を広げるような自分になりたいです。

(こやま はなよ)

info
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フォコラーレ
フォコラーレ運動(カトリック在家運動体、本部・ローマ)

10/15/2022

ウクライナを【忘れない】

  佼成新聞【ウクライナ難民人道支援ボランティア】の記事に、心が動く


 (記事はこちら▼を参照)
  佼成新聞デジタル ●現地に思いを馳せ続けたい/小金井教会女性会員(31)


 知人の娘さんの記事だったので、引き込まれるように読んだ。

 まずは、参加される勇気と送り出す勇気に合掌。拝みながら、行きたい気持ちがあっても、語学力や体力も当然満たない自分だという事や、このボランティアを知り、支部の学生にすぐ声をかけたが、諸条件が整わず、断念した経緯もあったので、たくさんの不安を抱えながら、会員を代表して現地の方々と触れあってくださった事に、心から感謝した。

  Aさんが現地の少女から頂いたぬいぐるみから、帰国してからもウクライナに想いを馳せ【忘れない】💕という実践が、私の心に刺さる。

動いた心は…

 最初にウクライナ侵攻のニュースを耳にした時よりも、日々の情報が耳慣れしている私。朝夕のご供養で【平和的解決】を祈願しつつも、ウクライナで苦しむ方々を想う気持ちが、マンネリ化し薄れている心まで連れてくる。

  早速、我が家にある唯一のぬいぐるみ・スワローズのマスコット・つば九郎にウクライナの旗を持たせ、ご宝前のそばに置くことにした。

  こうして、つば九郎は私とウクライナをつなげてくれるツールとなった。

  いま私は、日々祈願しつつ、ウクライナの人々に想いを馳せ、つながりを感じながら足元の【平和的解決】の実践を心がけている。

 すると…。

『バナナを食べて、収穫している農園の少年を想う時、私の中にミンダナオの少年が一緒に生きている=あらゆることをつながりの中でとらえ、自分とつなげて受けとめることで世界が違って見えてくる』という光祥さまのお言葉がよみがえる。

   何かを継続する時、形骸化せずに、心清らかに、まごころをこめてすることの大切さをまたひとつ学んだ🙏

合掌  ざまっち

 

10/13/2022

戦う理学療法士☆マサシ(第1話)

府中教会の人気者、マサシさんの理学療法士としての日々を追う新連載がスタート。
応援よろしくお願いします。



第1話「一人暮らしはじめました」

 理学療法士は、理学療法を用いて身体に障害のある方に対して基本的動作能力(寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなど)の回復を図る仕事だ。

 マサシは理学療法士として病院で働き3年目。
 新型コロナウイルスの感染拡大のなか、社会人になった。

(▼そのエピソードは佼成新聞デジタル版の記事参照)

佼成新聞デジタル

患者さんの精神的なサポートを
府中教会青年男子部副部長(24歳・男性)

 秋晴れの休日、マサシは教会道場へ行った。子どもの頃に可愛がってくれた大好きな祖父の祥月命日にお参りするためだ。

 祖父に似た患者さんを担当することがあり、優しかった祖父を思い出している。



<おじいちゃんを家族のいるご自宅に帰してあげたい>
そう願いながら、真心こめて患者さん回復のために仕事をする日々。なかにはクレーマーのようなご家族や患者さんもいる。そういった方々の気持ちを汲み、丁寧にお話をして信頼関係を築くことを大事にしたいと意気込む。

 マサシは自立した頼れる男になりたいと、この秋から一人暮らしを始めた。アパートは自活した体験を積み重ねるための城だ。

 その城で、事件は起きた。

続きは第2話へ。
負けるなマサシ、戦え☆理学療法士マサシ!

(つづく)

10/01/2022

「苦悩を生むもとを知る ── 智慧①」10月会長法話より

遊んでいるときには
せまいせまいというて 遊んでいる
朝会のときに石を拾わされると
広い広いというて 拾うている  「運動場」



六波羅蜜の「智慧」とは何かを考えるうえで、小学生4年生が書いたこの詩は大切なことを教えています。

仏弟子である私たちが「智慧をいただく」とは「自分のなかに、真理を認識して判断する力──智慧がある」と気づき、その「智慧」を日々の生活の折々にはたらかせることです。

「世界を空(くう)なりと観ぜよ」という釈尊の言葉は、「自分の思いどおりにしたい」というわがままな心、欲望や執着をコントロールする「智慧」を身につけるためのヒント。自分勝手な思いや都合で「せまい」とか「広い」と評価したり、価値判断したりするのはやめようということです。

今月は、事実を素直に受けとめ、持ち前の「智慧」をはたらかせて、澄み渡る秋空のような清々しい気持ちで、他者を思いやる菩薩としての歩みに、お互いさま自身をもってふみだしてまいりたいです。合掌


▼こちらから庭野日鑛会長の法話全文をお読みいただけます。

Info
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⊕アイキャッチ画像⊕
『心田を耕す』庭野日鑛/ 佼成出版社

冒頭の詩が引用されている著書です。

庭野日鑛(にわの・にちこう)会長は、1938(昭和13)年3月20日、東京都中野区に生まれました。立正大学仏教学部卒業、同大学院修了後、本会に入職。布教本部長、学林学長を歴任しました。1991(平成3)年11月15日、法燈継承式で庭野日敬開祖から会長位を継承し、第二代会長に就任。法華経を基盤とした庭野開祖の教えをもとに、常に仏教の大道を正しく歩む教団でありたい、との願いを胸に布教伝道の日々を送っています。

また、現在は(公財)WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会会長をはじめ、同国際委員会名誉会長、ACRP(アジア宗教者平和会議)共同会長、(公財)庭野平和財団名誉会長、(公財)新宗連(新日本宗教団体連合会)顧問などを務め、国内外で宗教協力活動を推進しています。著書に『心のなかの散歩道』『すべてはわが師』『明日に向かう』『ブッダロードを行く~西安からウルムチへ』『心田を耕す』『こころの眼を開く』など。