10/01/2022

「苦悩を生むもとを知る ── 智慧①」10月会長法話より

遊んでいるときには
せまいせまいというて 遊んでいる
朝会のときに石を拾わされると
広い広いというて 拾うている  「運動場」



六波羅蜜の「智慧」とは何かを考えるうえで、小学生4年生が書いたこの詩は大切なことを教えています。

仏弟子である私たちが「智慧をいただく」とは「自分のなかに、真理を認識して判断する力──智慧がある」と気づき、その「智慧」を日々の生活の折々にはたらかせることです。

「世界を空(くう)なりと観ぜよ」という釈尊の言葉は、「自分の思いどおりにしたい」というわがままな心、欲望や執着をコントロールする「智慧」を身につけるためのヒント。自分勝手な思いや都合で「せまい」とか「広い」と評価したり、価値判断したりするのはやめようということです。

今月は、事実を素直に受けとめ、持ち前の「智慧」をはたらかせて、澄み渡る秋空のような清々しい気持ちで、他者を思いやる菩薩としての歩みに、お互いさま自身をもってふみだしてまいりたいです。合掌


▼こちらから庭野日鑛会長の法話全文をお読みいただけます。

Info
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『心田を耕す』庭野日鑛/ 佼成出版社

冒頭の詩が引用されている著書です。

庭野日鑛(にわの・にちこう)会長は、1938(昭和13)年3月20日、東京都中野区に生まれました。立正大学仏教学部卒業、同大学院修了後、本会に入職。布教本部長、学林学長を歴任しました。1991(平成3)年11月15日、法燈継承式で庭野日敬開祖から会長位を継承し、第二代会長に就任。法華経を基盤とした庭野開祖の教えをもとに、常に仏教の大道を正しく歩む教団でありたい、との願いを胸に布教伝道の日々を送っています。

また、現在は(公財)WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会会長をはじめ、同国際委員会名誉会長、ACRP(アジア宗教者平和会議)共同会長、(公財)庭野平和財団名誉会長、(公財)新宗連(新日本宗教団体連合会)顧問などを務め、国内外で宗教協力活動を推進しています。著書に『心のなかの散歩道』『すべてはわが師』『明日に向かう』『ブッダロードを行く~西安からウルムチへ』『心田を耕す』『こころの眼を開く』など。

9/22/2022

大河の一滴になろう。

 私という存在は、ほんの一粒のしずくにすぎないかもしれない。
でも、その一滴がなかったら、世界を変える流れはうまれない。

立正佼成会は毎日が「青年の日」。

青年の日ホームページのトップに府中教会青年女子部副部長 古山華代さんの写真とメッセージが載っています。ぜひ開いてみてください。

▼青年の日ホームページのリンクはこちら

青年の日トップページ


<古山華代さんより>

2020年以降、コロナや戦争などの暗いニュースばかり目につくようになり、個人ではどうにもならない大きな問題を目の当たりにしたとき、「解決するために何ができるんだろう」とぐるぐる悩むことがあります。

何か大きなアクションは出来なくても、開祖さまの仰る「大河の一滴」のように、やさしさを伝染させる人、また、やさしさを素直に受け取れる人でありたいと思います。

この度は民族問題の一つである「ウイグル」について取材いただききました。

写真が恥ずかしいのですが(笑)、この青年の日のHPをきっかけに「ウイグル」のことを一人でも多くの方に知っていただけると嬉しいです。

(古山華代)



9/05/2022

喜びと感謝が広がる曲作りに

青年リーダーによる歌づくりのキッカケは音楽家の赤澤大輔さんに出会い、心沁みる曲を聴かせてもらったこと。
赤澤さんと曲作りをすることで、府中の青年たちになにかが起き始めました。

赤澤さんは心音(ココネ)というユニットで音楽活動中の方です。

ヒグラシが夏休み終わりを告げる8月末、赤澤さんをまじえ、曲作りのための第1回ミーティングがZoomにて行なわれました。
歌詞は、府中教会の青年部長を中心に青年部リーダーたちが担当。
府中教会では、鼓笛隊で楽器やダンスを練習しながら、長年にわたり青少年が仲間づくりをしてきました。
今回のミーティングを経て、「これから一緒に曲作りができること、ワクワクしています!」と女子部長が期待の言葉を放ちました。どのような曲になるのか未知数ですが、府中青年部が発信する喜びがたくさんの人に広がりますように願っています。

「見たことがないけど、こんなのが見たかった!」

そんな府中教会の青年たちによる曲づくりの道♪ どうぞご注目ください。
(佐藤)

(左下が赤澤大輔さん)

府中教会ホームページはじめました

はじめまして、立正佼成会 府中教会です。

令和6年、府中教会は発足50周年を迎えます。

立正佼成会は、庭野日敬開祖により、昭和13年に創立された、
久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊を本尊とする在家仏教教団です。
東京都杉並区に本部をおいています。

府中教会は、昭和49年に発足しました。
昭和57年に、府中市住吉町の多摩川沿いに拠点をおき、仏教の伝道につとめています。

地域のみなさまと共に、一人ひとりが真に豊かで、幸せな人生が歩まれますよう願い、
ここに情報発信の場を設けました。
わたしたち府中教会の会員がどのような教えをもって、どのような活動をしているのか、
少しでも知っていただければうれしく思います。
どうぞよろしくお願いします。
立正佼成会 府中教会
教会長 佐藤裕子