8/05/2023

マイワイパー片手に道場健幸行に励む高谷さん

立正佼成会の当番修行は「生活即信仰」の稽古場として、多くの会員が型を身につける修行を通して、身口意の三業を調え、救われてきた。

道場当番は、令和2年に会長先生が「道場健幸行(けんこうぎょう)」と命名。

これには、易経の「健体康心」という言葉を源に、「幸」の字をそこにあてて、身心ともに健やかにも幸せにもなれる行としての願いが込められている。

今回はマイワイパー片手に道場健幸行に励む高谷彰良さんに、担当支部長が注目。健幸行をとおして感じている思いなどをインタビューをした。

(聞き手:杉山支部長)


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──今日も健幸行有難うございます。健幸行に参加するようになったきっかけは?

最初は、昨年の壮年部の月一回の健幸行に参加し、その流れで支部の健幸行に主任さんに誘ってもらいました。母が昨年の1月に亡くなって、教会に来て母のことを話すのが辛かったんですが… でも盂蘭盆会で母の新盆のご供養をして今年1月に一周忌ご供養が済んで、教会が開くようになり、ようやくですかね。教会に来ると気持ちが変わります。


──どんなふうに気持ちが変わるのですか。

それはちょっと…言葉にするのは難しいけれど、落ち着く感じでしょうか。子どもの頃から、教会に来ると気持ちが変わることがあって、コロナでなければ、もっと早く教会に来ていたと思います。


 ──なるほど。今日も黙々と窓を拭いていましたが、終わった時の気分は。

今日も終わったなと(笑) 家に帰ったあともスッとしますよ。外出することがあまりなかったのですが、家を出て、バスに乗って教会に来るという一連の行為があって、なんとか気持ちが変化できることを最近感じています。昨年までは感情の波があり、それができなかった。


──教会への行き方を決めているのですか。

母は交通事故で亡くなっているんですよ。だから、交通機関を使うことは気持ちとしては厳しいものがまだありますね。


──そうでしたか。でも健幸行に来られるたびに、みるみる変わって来ているように見えます。

変わるしかないですよ。これから先、一人で生きていくには変わるしかない。であれば、まずは変われるところ、教会に来ることだと思っていますね。


──大転換ですね! お母さまの突然の死を乗り越えようとされていますが…

ご宝前(ごほうぜん・ご本尊がご安置)があるから、母の死に向き合うしかないですよ。 毎朝起きて、ご宝前にお給仕して、母がいないことを突きつけられるんです。


──まだ一周忌ですものね… ご宝前でのご供養(法華経の読誦)はしていますか?

今年の4月8日、この日は母の誕生日でもあるのですが、そこからご供養を続けています。8日は月命日でもあって、主任さんと会計さんが毎月お参りに来てくれて「ご供養している?」と聞かれるんです。それまでは、お水とご飯やお茶はあげていたんですが、その流れで毎日するようになりました。


──そこからずっとですか?

母が亡くなる1カ月前頃から、「そろそろご供養してみたら」と母に何度も言われていたのです。方便品と如来寿量品はあげられるようにと。だけどその時はなかなかできなくて。どうして母が生きているときにできなかったのかと、後悔ですね。


──お母さまの願いが叶いましたね。

母の言葉は思い出しますね。でも、自分のご供養が正しいのか、一人であげていると確認のしようがなくて。


──え? ご供養のあげ方が正しいかどうか、ということ?

はい、母から引き継ぎを受けたかったと思っているんです。


──親から引き継がれたものを受け取るということですね…とても大切なことを教えて頂きました。
さて来月には、支部壮年の道場健幸行がありますが。

はい、主任さんから聞いていますので、次回も参加させて頂きます。


──そうですか! ぜひともまたお願いします。今日はお話いただき有難うございました。

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振り返り

高谷さんのご供養は、凛としたお声で若いお坊さんのよう。小さい時からお経に親しんできた人ならではの、佼成会らしいあげ方ができています。本人が思っているよりもお母さんゆずりのお経が身についていらっしゃいます。

7/31/2023

【お知らせ】8/27府中教会ファミリー納涼祭

8月に入りました。お子さんたちは夏休みですね。
ご家族の生活がちょっとお子さんペースになり、いつもとは違う疲れが出てくる頃かもしれません。
「給食ってありがたかった…」とか、「プールで濡れた水着やタオル、洗ってない!」とか、「宿題、ぜんぜんやってる気配がない…」(私の体験)・・・など、ハラハラ、プンプン。
だけど、お子さんのふだん見えなかった頼もしい一面が見えてうれしくなったりも。

さて、府中教会では、そんな夏休みの最後を彩る思い出作りをご一緒したい! と立ち上がりました。
少年部、壮年部、青年部のリーダーたちが工夫を凝らした楽しいプログラムから自由に選んで参加できます。
夏休み最後の日曜日、昼下がりから夕方のひとときを、府中教会で過ごしませんか?



◆8月27日(日)
 15:00オープン
 18:45クローズ
◆対象 子どもたちとご家族
◆場所 府中教会中庭・道場
◆内容
 水遊び
 アクセサリー作り(UVレジン)
 鼓笛楽器(デモ演奏あり)
 バトン体験
 聖壇体験
 ありがとうメッセージ作り
 お菓子引き
 花火
◆申込〆切 8月20日
◆申込方法 担当の主任さんにお問い合わせください。

★プログラムの一つをご紹介★
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アクセサリー作り(UVレジン)
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UVレジン、ご存知ですか?
ベースとなるレジン液(樹脂)を好きな型に流し込んで、着色料を加えて色づけしたり、ラメやビーズなどで飾ったりして、専用のライトで固めて作ります。
納涼祭では、女子部長のゆかりさんに作り方を教えてもらえます。
興味のある方は、ご家族も一緒にどうぞ。

▼ゆかりさん作のUVレジンアクセサリー


府中教会ニュース8月号<WEB版>

府中教会の開放日(参拝可能日)や、府中教会ならではのニュースやご案内、「青年部Info」では青年部の活躍など、月一回のスペシャル情報を読むことができます。
紙面でもWEB上でも、いつでもどこでも読みたいときに開いていただければ幸いです。


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2023年8月
安心して生きるために

▼こちらから会長法話の全文をお読みいただけます。
立正佼成会 会長法話
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会長先生は今月号のご法話で、世界宗教者平和会議についてふれておられます。
今年の年頭法話では、次のようなご指導をいただいております。
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同時に心がけたいのは、私たち一人ひとりが、遠く離れた国々の出来事に対しても関心を持ち続けていくことです。そして、困難な現実に直面している人々のことを知り、思いを寄せ、苦しみや悲しみを分かち合うことから、深い祈り、次への行動が生まれます。
身近には、本会の一食(いちじき)を捧げる運動をはじめとする平和活動、WCRP(世界宗教者平和会議)新宗連(しんしゅうれん=新日本宗教団体連合会)などの取り組みがあります。それぞれの立場で、主体的、自発的な姿勢で参加していきたいものです。
(令和5年「年頭法話」より)
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「二人集まれば世界宗教者平和会議」と教えていただいたことがあります。
教えをいただく私たちにとって、身近な方との対話すべてが世界平和につながる取り組み。そのような気持ちで目の前の方を大切にしてまいりたいと思います。
合掌


▼タイトルをタッチするとファイルが開きます。

7/03/2023

一乗 おおらかに、纏 堂々。──府中青年纏、始動!

今年10月15日、4年ぶりとなる「お会式・一乗まつり」が開催される。

府中教会では青年リーダーが中心となり、粋纏会(すいてんかい・纏部)の壮年の支えのもと、纏(まとい)の練習が始まった。

夜の駐車場で棒振りから始めた青年たちの姿を、目映いライトが照らす。




一乗 おおらかに、 堂々。

そんな言葉が浮かぶ。


2006年(平成18年)に庭野日敬開祖は生誕100年を迎えた。

一人ひとりの「一乗 おおらかに、夢 堂々。」

開祖生誕100年のテーマである。


あの年に少年部や幼児だった子たちが、今、青年として纏を振る。

青年たちにとって、纏はおおらかな夢の象徴ともいえるのではないか。


青年リーダーが、3年間会えなかった仲間たちを思いやりながら、纏練習の手どりをする。

「久しぶりに電話がつながって、前向きな言葉が聞けてうれしい!」

と、声を弾ませるリーダー。


かつてお会式・一乗まつりで、光祥次代会長が「開祖さまはにぎやかなこと、楽しいこと、たくさんの方が喜ぶことが大好きでした」と語っている。

府中教会の纏のまわりから、弾むバレンのように活気と喜びが広がり始めた。