今年も七夕は梅雨明け前の曇天であった。昨年の7月7日、家の建て替えを終え引越し日だったので、今年で一年が経った。
仮住まいの台所は狭く寒さに震えながら、便利で快適なキッチンを夢見て新居へ帰ってきた。
お片付けカリスマの動画では、調理の動線スッキリ、掃除のしやすさ、収納が機能的だ。憧れに胸は膨らみ、食品ロスなんてする訳ないと「みえる化」を心に誓った。
引越しって、断捨離するには最適な機会だと思う。
入れっぱなしの場所から全部出すのだから、その時が手放すチャンスだ。ところが、食品や調味料は捨てにくい。いや、そもそも捨てるなんてそんないけないことここでは書きにくい。
うちは、2人家族なのに、並べてみると一杯ある。何が? 調味料だ。業務用キッチンか? 調理台の下に入りきらず、仕方なく向かい側の棚に並べたら、一段全て調味料で一杯になった。びっくりだ。
好きなものなら必ず消費すると思う。同じものが複数存在しているのは、食べきれないからであり、あるのに買い足している人がいるのだ。
実際あるのについ買い足してると思われる、第5位「塩昆布」、第4位「とろろ昆布」、第3位「普通の昆布」、第2位「煮干し」、第1位「酢」であった。このお酢はりんご酢やぶどう酢なんて言うのもあり、醸造酢、カンタン酢、寿司酢、バルサミコ酢、ワインビネガー…酢の物好きなの?
買ってきた人と対話してみた。
Q:これ、好きなの?
A:好きっていうか、あったほうがいいと思って
Q:何個もあるよ?
A:あるのを忘れてました。
Q:あんまり、作ってないよね?
A:いや、身体にいいからさ。
ここで、分かったのは「身体にいいもの」は、見境なくなるらしいということ。お酢は夏になったら、野菜マリネつくるから大丈夫と胸を張る。
一年経ってキッチンも見慣れた風景となり、冷静に見ると置きっ放しが増えた。と同時に、大きな引き出しの中一杯になっている食品たち。
カリスマの食品収納は小さな引き出しに少しだけだ。「乾物はね、買ったらすぐ料理してしまいましょう」って言っている。
これから七夕はわが家の棚卸し日になりそうだ。
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