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7/24/2024

『モン トレゾール(わたしの宝物)』母の靴下

わたしは、仏さまの教えをもとに、出会うご縁によって心を磨いている、永遠の乙女『マリリン』です。


先日、母のお見舞いへ行って参りました。


行く度に、色々な表情を見せてくれる母。

最近は、あまり喋らずに黙っていることが多くなったような気がする。


わたしがクリスマスプレゼントにあげた靴下をはいていた。


とてもきれいな刺繍がほどこしてあるエンジ色のもので、例えるなら、大相撲幕内力士の遠藤がつけてるまわしの色、もしくはたべっ子どうぶつの袋の色の靴下。



(写真参考)


靴下の右と左が逆だったから、直してあげたいと思ったけれど、面会時間は15分。時間もったいないし、なんか勝手にそんなことするのもなんとなく悪いかなと、第一に母が嫌がるかなと想像し躊躇した。


面会時間は15分と決まっているが、この日はいつもより少し長めに面会することができた。


帰り道

面会時間が延長されて嬉しいはずなのに、元気がない母の姿が脳裏に焼きついて、こちらも元気がなくなってしまう。

やっぱり、母の面会後はどうしてもメンタルがやられる。


こんな日は、好きなものを食べて

早めに寝るのが一番だ。



次の日の朝

やっぱり、靴下直してあげたかったと

涙がこみ上げてきた。


出来なかったことに、後悔してしまう。


出来たことよりも、つい出来なかった方にフォーカスする。


悪いクセだ。





しょぼくれながら、洗濯物を干していると、起きてきた兄ちゃんが声をかけてくれた。



(※動画の再生には、二段階操作が必要となります。)


やっぱり、誰かと【共有する】って大切だなと思った。


ひとりで考えてると、出来なかった後悔や悲しみがこみ上げてしまうけれども(それも大事かもしれないけど)




誰かに話すことで

自分と違った反応を見て

“そんなに辛いことではなかったかも“と思える

違った角度が見えてくる。


心にこびりついたモヤのようなものがとれた気がして

見ていた出来事が、明るい景色へと変わる。


いつの間にか

笑い話に変わったりもする。



兄ちゃんがいてくれて

兄ちゃんの妹でいられて

本当にしあわせだと、心底思う。


いつもは塩対応な兄、だが絶妙なタイミングで優しい

しょぼくれマリリンのときは、無塩。


グレープフルーツをむいてくれた兄

参照…http://rkk183.blogspot.com/2023/06/vol3.html


母ちゃん

今度は自分であれこれ考えすぎないで

「靴下、直そうか?」って、聞くね。


そして、また兄ちゃんに報告しよう。


ありがとうございました。

合掌



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