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3/14/2023

【府中教会ボサツ☆メンバー紹介】人生の新たな門出にさしかかる佐々木由季

このたび2月15日にめでたく入籍された佐々木(旧姓真島)由季さん
新居への引っ越し、結婚式の準備のなかであるにもかかわらず、府中教会青年部のお役を続けたい気持ちがあるという。
この春27歳になる由季さんに、これまでの教会活動の歩みを聞いてみた。
(聞き手:佐藤)

お友達が結婚のお祝いをしてくれたそうです

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◆世界のニュースに心動かされて

──由季さんは大学で保育士の資格を取得したそうですが、子どもにかかわる仕事をしたいと思ったきっかけはなんですか?

児童虐待のニュースを見て、保育士や幼稚園の先生に関心をもちました。


──虐待のニュースが気になったのは、なにか子どもとかかわることがあったからですか?

かわいそうだなと思って、そういうニュースに弱くて・・・。
地球温暖化で絶滅しそうな動物の映像なども、心動かされます。
あと、立正佼成会でユニセフ募金に協力をしていたので、テレビで貧しい地域の子どもたちのことが報道されていると、両親が録画して、家族みんなで見ていました。


──ご両親がユニセフの活動に関心を持っていたのですね。ユニセフ募金は、街頭募金にも参加していましたか。

はい、幼稚園の頃から、街頭募金で立っていたと思います。


◆バトンをとおして得た自信

──少年部や学生部のころはどんな教会活動をしていましたか。

小学生のころからバトンをやっていて、中学生までは割と教会活動に出ていました。中・高校生のときは部活で吹奏楽をやっていて、高校は吹奏楽の強豪校へ入ったのでほぼ毎日朝から晩まで部活でした!


──高校時代は部活に熱中していたのですね。教会活動で印象に残っていることはなんですか?

大きくなってからのことより、小さい頃のほうが細かい記憶があります。
小学生のころ鼓笛フェスティバル(東京教区主催、普門館で開催)に参加したときのお泊りで、仲間とコーヒー牛乳の取り合いになりました。そうしたら、ユカリちゃん(現女子部長)やリエちゃんが「私のコーヒー牛乳あげるよ」と言ってくれました(笑)


──あはは、「コーヒー牛乳事件」ですか。仲間たちの優しい譲り合いが際立ちますね。

お泊りの記憶が印象に残っているのは、とにかく鼓笛フェスティバルが楽しみ過ぎて、それを生きがいにがんばっていたからだと思います。


──え? 小学生で鼓笛フェスティバルが生きがい? どうしてそんなに楽しかったのですか。

あの大きな舞台で照明を浴びてバトンをする機会なんて、鼓笛フェスティバルだからこそ。
だから、学校ではできないことをしているというステータスみたいなものがありました。
実は、バトンをするまで、引っ込み思案だったんです。


──引っ込み思案という自覚をもつには、どんな状況があったのですか。

教会のおばさんに声をかけられても返事ができず「おとなしい子」と言われていました。
でも、バトンをすることで自信がついて、目立つことが好きになり、「センターで踊りたい!」と思うようになりました。


──センター!? AKBのようなセンター争いはあったのですか?

バトンメンバーはみんな優しくて譲ってくれるから、センター争いはなかったです。私が一人で燃えていて、絶対センターで踊りたいとこだわっていました!


──バトンをとおして自信をつけた情熱が伝わってきますね。
実は今回、インタビューのお相手として由季さんを紹介してくれた吉沼青年部長から質問をいただいています。
女子部副部長を受けてからの今の心境。それから、学生部長をされたときのご苦労があったからこその菩薩としての思いがあるのではないかと思い、聞いてみたいとのことです。

女子部のお役に関しては、ユカリちゃんが女子部長として大変だろうなと思って。学生部長だったときに部長としての大変さを実感したから、仕事を辞めて時間があるし力になりたいという気持ちです。


◆学生部長としての頑張り、バングラ布教での眼差し

──学生部長はどんなふうに大変でしたか?

うーん…めっちゃバリバリ、気持ち悪いくらい(笑)頑張っていました。
2016年8月、学生部練成


──それはどんな頑張り?

学生部の勉強会「ホケスク」(法華経スクール)を開いていました。「ホケスク」は、増田真也さんから、学生部長の役と同時に引き継ぎました。
お手どりには週に一回ほど行って、東北の被災地の慰霊にも学生部で行きました。
2015年大学一年生のころ、東北被災地慰霊へ

──お手どりで印象に残っていることはありますか?

行事にお誘いするお手どりというよりも、仲間とのやりとりやお手どりに行く道中の話が楽しかったことを覚えています。


──学生部の部長としての苦労はなんだったでしょうか。

自分だけが頑張っていると思ってしまう時もありました。教会活動に参加する気になれないとか、そういう人の気持ちは社会人になって、とてもとても共感できるようになりました。今考えると、当時は自分だけが突っ走っていたなと思います。
大学生になり支教区の活動に出るようになって、もっと熱く頑張っている人たちとの出会いで自分も熱くなりました!
多摩支教区の学生部活動をとおしてできた友達は今でも一番の親友になっています!


──支教区の青年教務員とのかかわりも影響が大きいのでしょうか。

土信田さんとはバングラデシュに一緒に行きました。土信田さんとまたバングラに行きたいです!


──バングラ布教には、ほかの仲間たちにも行ってほしいと思いますか。

行ってほしいです!
バングラの人たちの眼差しのやさしさが忘れられないですね。


──こちらを見る眼差しということですか。

はい、通訳をとおさないと言葉はわかりませんが、その眼差しから、ご本尊ご安置のお役に来た私たちにとても感謝してくれていることが伝わってきました。
貧しい国と聞いていたけれど、人があったかくて、いいところだなと思いました。


──バングラにいつかまた行けるとよいですね。ほかに、どんな青年部活動をしてみたいですか。

お泊り会がしたいです。ホケスクなどで支部長さんたちが作ってくれた食事がおいしかったです!
ハッシュドビーフとかタコライスとか。


──お泊り会したいですね! そのときはぜひ協力してくださいね。

はい。引っ越しても府中教会には行けるので。


──もうすぐ引っ越しで親元を離れますが、ご両親のことはどんなふうに思っていますか。

子ども4人を育て、大学にも行かせてくれて、ほんとうにスゴイと尊敬しています。


──入籍して新居を構えて、これからどんな夫婦を目指していますか。

毎日楽しく、ずっと笑っていたいですし、大変なときも一緒に乗り越えられたらと思います。
私の仕事(児童養護施設の職員)が大変だったので、帰りの車の中で彼に電話して自宅に着くまでの20分ほどのあいだずっと話をきいてもらっていました。


──そんな優しい彼との結婚式を秋に予定しているそうですが、ほんとうに楽しみですね。
苦しい時期をパートナーと共に乗り越えて、いま幸せいっぱいの由季さんの菩薩人生にこれからも注目していきたいと思います。ありがとうございました。


両親、弟たちと草津にて

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